FC24で各国最高POTの選手を調べてみた(西ヨーロッパ、その他のヨーロッパ編)
こんにちは、前回の記事にタグをつけ忘れた阿呆です。
今回はヨーロッパ編最終章です。
西欧は強豪が多く、聞いたことないなぁという選手は少ないかもしれませんが、まだ出てないあの国の一位はきっと彼だろうと予想しながらご覧ください。
David Alaba/Real Madrid 31/CB
OVR:85 POT:85
万能DFアラバが予想通りの一位。バイエルンで世界最高峰のLSBとして長く貢献し、21年にフリートランスファーでマドリーに加入。
CBとしてはかなり小柄だが、身体能力と高いフットボールIQを活かして広大なエリアをカバーする。
攻撃性能も高くクラブではFKの第一キッカーを務め、オーストリア代表では過去Wとして先発していた時期も。
身体を投げ出しすぎてセカンドボールを拾われる悪癖が改善されることは無かったが、それを差し引いてもロス・ブランコスのスターティングイレブンを飾る選手に相応しいプレイヤーといえる。
POT二位のバウムガルトナー、三位のザイバルト、四位のライマーと伸びしろある若手MF三枚が並んだ。
ラピッドのクエルフェルド(OVR68)、RBザルツブルクのカメリ(OVR67)は共に成長値14を残す19歳のホープだ。
ベルギー
Kevin De Bruyne/Man.City 32/CM
OVR:91 POT:91
ペップシティを発足から支える世界最高峰のMFが戴冠。
広大な視野、それを最大限に活かすことが出来る圧倒的なパス技術、ネットが破れんばかりの強烈なミドルシュート。攻撃的なMFに必要な性質を全て高次元で備えている。
数年前から怪我がちでフルシーズン通してピッチに立つことは難しくなってしまったが、それでも試合に出れば別次元の活躍でチームを勝利に導く。
POT三位につけたのがアントワープのアルトゥール・フェルメーレン。
18歳ながらリーグ戦、CL共に全試合先発出場を続ける完成度の高いアンカーで、一つ後ろのポジションでありながらデブルイネと比較されるほどの攻撃センスを見せる。
既にバルセロナやアーセナルなどパスサッカーを信条とするクラブが熱心に調査を行っているらしい。
ドルトムントのデュランビルはまだ17歳でPOT87、かつて同じ黄黒のユニを纏ったサンチョを彷彿。
チェルシー加入のラビアはPOT86で6位、シティのドクはPOT85で同率8位。
アザールがピッチを去り、クルトワ、デブライネも怪我がちに。世界的スターたちが一堂に会したドリームチームでも世界の頂点は取れなかった。
しかしPOT80を超える選手が58人という層の厚さが、ベルギーフットボールの強さが一時的な確変でないことを示している。
同じく長い黄金期を迎えそうなフランス、イングランドらと共にヨーロッパを牽引してくれることだろう。
フランス
Kylian Mbappe/Paris Saint-Germain 24/ST
OVR:91 POT:94
ハーラン、デブライネとともにFC24最高のOVRを持つムバッペが、当然POTでも一位に。
ちなみにPOTもハーラン、ヴィ二Jrと共にトップだ。怪物である。
ムバッペに関する説明など必要ないだろうが、驚異的なスピードと抜群の決定力を併せ持つスーパースターで度々レアル・マドリーへの移籍が噂されている。
フランスはご存じ現在世界最高のタレント大国で、先程ベルギーのPOT80超え選手が58人もいて凄いという話をしたが、フランスは約三倍の162人を数える。
PSGで異彩を放つ17歳の大器ザイール=エメリ、POT88もさることながら現段階でOVR77という評価を受けているのもさすが。
プレシーズンで決定力の無さが露呈したバイエルンのティルもPOT88の評価。開幕後は限られた出場時間で公式戦5ゴールと期待に違わぬ活躍を見せている。
抜群の伸びしろを見せているのはトゥールーズのノア・ラマディ。現在はBチームで研鑽を積んでいるCMFだが、その才能は高く評価されており、21もの伸びしろを残している。
ドイツ
Jamal Musiala/Bayern Munchen 20/CAM
OVR:86 POT:93
至宝ムシアラが戴冠。まだ20歳であることが驚きだ。
他のビッククラブに比べてもユースプレイヤーがトップに昇格するイメージの低いバイエルンで下部組織からチームの中心に成長、プレーに遊びの少ないドイツ人選手ながら観客を沸かせるテクニックを持つなど色々な意味で稀有な存在。
GKやCBは人材が豊富ながら、やはり決定力のあるFWが出てこないドイツ。ムココ、アデイェミなど既に高い評価を受けているアタッカーもいるが、シュート精度という意味で言えばもう一声欲しい。
OVR66ながらPOT86と大きな伸びしろを持つマインツのネルソン・ヴァイパーに期待が集まるが、アルプと同じ轍を踏まないためにも慎重な育成が必要になりそうだ。
日本戦二連敗などかつての最強ドイツからは考えられない低迷期に入っているドイツだが、監督交代を機に強さを取り戻す吉兆を見せた。
W杯優勝時のクラブチームのような組織だったフットボールを取り戻したい。
Leandro Barreiro Martins/Mainz 23/CM
OVR:76 POT:82
世界一裕福な国として知られるルクセンブルク。ベネルクス三国の一角として尊厳死等先進的な取り組みをしていることでも有名だ。
エルペルダンジュというコミューンに生まれた彼は、ポルトガル国籍を持ちながら早々にルクセンブルク代表を選択し23歳ながら既に代表キャップ50を刻んでいるレジェンドだ。
所属のマインツでは絶対的なスターターとして安定感あるプレーで中盤を支えている。
OVR76、POT82とプレミアのクラブでもスタメンを張れる実力者であるとEAから認められている。
POT二位の19歳ボルヘス=サンチェスも将来的にはOVR80まで伸びる選手と評価されており、万年弱小国だったルクセンブルクに上昇の気運が見える。
元磐田のジェルソンは現在トルコのシヴァスポルでプレーしており、OVR、POT共に70だ。
オランダ
Frenkie de Jong/Barcelona 26/CM
OVR:87 POT:90
オレンジ軍団最高のポテンシャルを秘めているのはバルセロナのフレンキーとなった。
2019年の加入から未だに能力をフルに出せていない感はあるが、それでも怪我さえなければスペインの名門で重要なピースとして活躍を続けている。
高いインテンシティと優れたIQで試合の流れを掌握し、相手の懐に刃を向ける神出鬼没のMF。
古巣アヤックスではCBを務めた時期もあるなどユーティリティ性も抜群。
持っている能力で言えば世界最高のMFの一人とされてもいい素材だけに、もう一段階のステップアップが待たれる。
久保とともにバルセロナのユースで育ち、現在ライプツィヒで大暴れのシャビ・シモンズがファンダイクとPOT同率二位の89、ユナイテッドが食指を動かしたフリンポンはPOT88で五位に続いた。
17歳ながらアヤックスでスタメンを確保しているのはヨレル・ハト。左利きのティンバーと評される才能はOVR70ながら17の伸びしろを残している。
ロッベン、ペルシ以降個性的なスターが出てこないオランダだが、総合力と伸びしろの面では当時を上回っている。
スイス
Gregor Kobel/BVB 25/GK
OVR:87 POT:90
ヨーロッパ編最後の国スイスで最高のPOTを記録したのは、昨シーズンブンデス最高のGKと評されたドルトムントのグレゴル・コーベル。
195センチと大柄ながら、アイスホッケー選手だった父親譲りの反射神経で決定機を阻止し続けた。
POT二位もインテルのゾマーであり、GKの層の厚さが窺える。
三位はファビアン・リーダー。母国のヤングボーイズで大車輪の活躍を見せ、リーグアンのレンヌに鳴り物入りで加入。
まだ新天地の水に慣れていく段階ではあるもののPOT84とEAは大きな期待を寄せているようだ。
監督モードマニアにお馴染みのステルギウはローンでシュツットガルトに加入、ルツェルンで頭角を現したアルドン・ヤシャリが同率4位にランクイン。
その他の国
Tjay De Barr/Wycombe 23/ST
OVR:58 POT:64
欧州最後の植民地といわれる半島ジブラルタル。スペインが返還を求めているが、300年間イギリス領のままである。またイギリスである。
チャイ・デ・バルはアイルランド生まれであるがU-16の頃からジブラルタル代表としてプレーしており、23歳現在でA代表キャップは36を数えている。
小柄ながら動き出しの上手いタイプでベン・イェルデルのようなスタイルのアタッカーだが、所属のウィコムでは苦しい状況に置かれている。
FC24におけるジブラルタル人の収録は二名で、もう一人はイギリス生まれのCBアネスリー。
トルコ
Arda Guler/Real Madrid 18/CAM
OVR:77 POT:88
地理的にも政治的にも人種的にも歴史的にもアジアなのかヨーロッパなのかわからない、というかどちらでもあるトルコ。
身内代理人という厄介な障壁を乗り越えて名門マドリーに加入した若き天才。
テクニックは既にワールドクラスといわれており、五大リーグのレベルでどのくらいできるのかと期待された矢先、半月板を痛め長期離脱となってしまった。
とはいえまだ十代の彼を早くも見放すような者はおらず、回復とデビューが待たれている。
POT二位はベンフィカに加入したコクチュ。フェイエノールト時代から高い評価を受けていた選手で、最早期待の若手というよりはスター選手の一人といっていい。
フェネルバフチェのカディオグルやレンジャーズのユルマズとスター候補を多く抱えているが、ウナル、ウンデル、ソユンジュ、チェリクの黄金世代が軒並みあと一皮剥けられなかっただけに、育成の見直しが必要なのかもしれない。
これにてヨーロッパすべての国のPOTを調べ終わりました。
西欧に区分された国の中で収録選手がゼロだったのはリヒテンシュタインとモナコでした。
最近はアジアや南米中堅国の台頭が激しいと言ってもさすが本場ヨーロッパ、普段から海外サッカーを見ている人やFIFAシリーズ等ゲーム愛好家なら九割方知っている選手たちがトップを張ったのではないでしょうか。
段々とマイナー選手だらけの地域に行きたいと考えているので、次回はブラジル、アルゼンチン等を抱える南米をクリアしていこうと思います。
良ければ一読お願いします。